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イベント協賛やチームスポンサーも!eスポーツに参入したファッション・アパレル関連企業まとめ

2025.03.13

イベント協賛やチームスポンサーも!eスポーツに参入したファッション・アパレル関連企業まとめ

食品・飲食メーカーも参入するeスポーツ業界

近年勢いを増す“eスポーツ”業界。ビデオゲームを競技として捉えるeスポーツは、若年層を中心に高い関心を集め、世界中で急速に市場規模を拡大しています。

海外では2025年にもビデオゲームを正式種目としたeスポーツオリンピック『オリンピックeスポーツゲームズ』の開催が予定されており、業界のさらなる発展が期待されています。

アメリカをはじめとするeスポーツ先進国にやや出遅れた日本でも近年では大きな注目を集めており、去る1月に大和ハウスプレミストドーム(旧:札幌ドーム)で実施された『Apex Legends』の世界大会「Apex Legends Global Series Year 4 Championship」では5日間で約3万3千人を動員する大盛況を収めました※1。

※1)参考元:<写真特集>eスポーツALGSチャンピオンシップ 札幌決戦の表情を活写 キャラクター氷像も登場

2025年夏には『VALORANT』の国際大会「VCT 2025 Pacific Stage 2」の東京開催が予定されており、急速に認知を広げる国内eスポーツ業界のさらなる発展が期待されます。

青年層を中心に高い関心を集め、国内の発展も期待されるeスポーツですが、昨今ではゲームの制作会社やeスポーツを推進する団体だけでなく、誰もが知るような企業がeスポーツ業界に参入する機会も増加しています。

本稿では大きな広がりを見せるeスポーツを取り入れている企業を、ファッション・アパレル関連企業に絞ってご紹介します。

ファッション・アパレル関連企業も携わるeスポーツイベント

現在世界中で大きな注目を集めるeスポーツは日本でも関心が高まっており、eスポーツやゲーム開発会社といった関連企業以外の一般企業が積極的に関わる姿を目にする機会も増えています。

本稿で取り扱うファッション・アパレル関連企業がeスポーツに関わる機会も徐々に増加しており、イベント・大会への協賛だけでなく、プロゲーミングチームへのユニフォーム提供やコラボアパレルを展開する姿が確認されています。

本項ではeスポーツに参入した企業をご紹介する前に、ファッション・アパレル関連企業からeスポーツに参入した事例を一部ご紹介します。

eスポーツへの本格参入が期待されるファッション・アパレル分野

国内のeスポーツ業界において、ファッション・アパレル分野の企業が参入するケースは、残念ながら現時点ではあまり多くありません。

eスポーツ業界の発展と共に徐々に参入事例が増加しているものの、ファッション・アパレル分野での参入はプロゲーミングチームや大会への協賛、ユニフォーム提供が主流となっています。

具体的な参入事例では2018年に国内eスポーツ業界に参入したBEAMSは一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)のスポンサーとして日本代表選手にユニフォームを提供していました。

参考:ビームスがファッションとゲームの壁を「ぶっ壊す」 eスポーツ市場参入で感じた課題と手応え

同年にはスポーツウェアで知られるChampionがMSYが運営するTEAM GRAPHTとオフィシャルチームウェアパートナー契約を締結し、eスポーツ用ウェアの開発・販売を開始しています。

参考:チャンピオン、esports 用ウェアを2月28日(木)より発売(チャンピオン)

また、プロゲーミングチームとのコラボというかたちでの参入事例もみられ、2024年にはプロeスポーツチーム「REJECT」とYogiboが帽子ブランドNEW ERAとのコラボレーション商品を販売しています。

参考:プロeスポーツチームの「REJECT」からYogibo×REJECTコラボ、「Yogibo REJECT×NEW ERA 9FORTY」を販売。

ゲーミングデバイスメーカーやエナジードリンクブランドなどゲーマーと親和性の高い分野での参入が目立つeスポーツ業界ですが、近年では「REJECT」とNEW ERAのコラボのようにプロゲーミングチームがアパレル展開を行うケースも珍しくありません。

国際大会の開催も増加傾向にある日本では、チームのユニフォームやコラボアパレルを着用し応援するといった需要も見込まれるため、ファッション・アパレル分野からの本格参入ケースが期待できます。

ファッションブランドが大会協賛、ハイブランドの参入事例も

日本ではまだまだeスポーツへの参入事例の少ないファッション・アパレル分野ですが、誰もが知るファッションブランドがeスポーツイベントに協賛する事例も存在しています。

2024年にはカプコンが展開する格闘ゲーム『ストリートファイター6』の世界大会「CAPCOM CUP X」に日本を代表する実用衣類ブランドとして知られるユニクロからUTブランドがスポンサードしました。

海外のeスポーツ大会では度々このようなファッション・アパレルブランドによる参入事例があり、ハイブランドの参入も確認されています。

2019年には世界で一番プレイされているeスポーツタイトル『League of Legends』の開発・運営元で知られるRiot Gamesとルイ・ヴィトンが2年間のパートナー契約を締結。

『League of Legends』の世界大会において優勝トロフィーを収める専用トラベルケースを製作しました。

参考:「ルイ・ヴィトン」がeスポーツ参入 優勝トロフィー用のケースやアバターのウエアを制作

eスポーツに参入した食品・飲食関連企業

まとめ

青年層を中心に高い関心を集めるeスポーツでは、ビデオゲームに直接関係する企業だけでなく、ファッション・アパレル関連企業のようなさまざまな企業が参入しています。

このような関連企業の参入はプロゲーミングチームによるアパレル展開など、選手やチームを応援する新たなアプローチにも繋がり、さらなる成長が期待される日本国内のeスポーツ業界の発展にもつながると考えられます。

日本でも身近になりつつあるeスポーツ業界に、どのような企業が参入し、新たな風を吹き込むのか注目してみてはいかがでしょうか。




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