JOURNAL

eスポーツがオリンピック採用へ?実際に行われているオリンピック関連大会やIOCの取り組みを紹介!

2023.12.14

eスポーツがオリンピック採用へ?実際に行われているオリンピック関連大会やIOCの取り組みを紹介!

eスポーツがオリンピックへ?採用の可能性

IOC主催のeスポーツ大会とは

IOCはこれまでに2回eスポーツでの競技大会を開催しています。

1回目は2021年5月~6月にかけて開催された“オリンピック・バーチャルシリーズ”で、2回目は2023年6月に行われた“オリンピックeスポーツシリーズ(Olympic Esports Series:OES)”です。

今回は2回目であり、2023年6月23日~25日にシンガポール・サンテクック国際展示場で開催されたOESを詳しくご紹介します。

eスポーツの競技種目と大会形式

種目:ゲームタイトル

アーチェリー:Tic Tac Bow

サイクリング:Zwift

射撃:フォートナイト

セーリング:バーチャルレガッタ

ダンス:JUST DANCE

チェス:Chess.com

テコンドー:Virtual Taekwondo

テニス:Tennis Clash

モータースポーツ:グランツーリスモ7

野球:WBSC eBASEBALLパワフルプロ野球

エキシビションマッチ

卓球:Eleven VR

トライアスロン:Zwift

バスケットボール:NBA2K23

その他:ロケットリーグ、ストリートファイター6

日本のeスポーツ選手の成績

日本代表は金1枚、銀1枚、銅1枚という結果になりました。獲得した競技は下記のとおりです。

アーチェリー:銅

野球:金、銀

アーチェリー:Tic Tac Bowの試合の様子

アーチェリーのTic Tac Bowでは象先輩選手がアメリカのdchan選手に敗れたものの、3位決定戦にてイギリスのLa1MJT選手を降し、3位となりました。

Tick Tack bowとは

3×3に配置された的をアーチェリーで射抜き取り合うゲームで、先に縦または横、斜めに3マス取ったプレイヤーの勝利になる〇×ゲームのようなルールです。

 中心の近くを射抜いたほうが得点が高く、すでに取られている的でも、より中心近くを射抜くことで奪い取れます。

 9回のショットが終わった段階で、両プレイヤーが3マスをそろえられていない場合、より得点の高いプレイヤーの勝利になります。

野球:WBSC eBASEBALLパワフルプロ野球の試合の様子

 野球のWBSC eBASEBALLパワフルプロ野球ではしょーら選手、タイジュ選手の日本人による日本選手同士の決勝戦となりました。

 試合はしょーら選手が初回4得点、2回2得点の猛攻を見せ勝利、見事金メダルを獲得しました。

 そのほかの結果はオリンピック公式サイト(外部リンク)よりご確認ください。

eスポーツオリンピックシリーズの効果

 第141回IOC総会でのIOC会長トーマス・バッハ氏のスピーチ(※1)にて、OESでは50万人を超える参加者が集まり、全てのライブチャンネル累計で600万回以上の視聴が行われたと発表されています。また視聴のうち75%が13歳~34歳までであったと明かしています。

(※1)時事通信ニュースより(外部リンク

 

IOCがeスポーツのオリンピック競技採用を検討している理由

 2017年にSouth China Morning Postが掲載したインタビュー(※2)にてトーマス・バッハ氏は「バーチャルでサッカーなど、ほかのスポーツをプレーして競争している人々に大きな関心がある」と述べています。さらに2021年にIOC総会にて採択された2025年に向けてのロードマップである“オリンピック・アジェンダ2020+5”にて「バーチャルスポーツの発展を促し、ビデオゲームコミュニティとの関わりを深める」と提言されています(※3)。

これらは若年層に人気の高いeスポーツをオリンピック競技に採用することで、若い人たちにもスポーツに触れてもらいたい、という意図があるようです。

またeスポーツの成長に伴うトッププロ選手たちの競争の激化にも触れており、IOCによる支援を目指すという言葉もあります。

(※2)South China Morning Postインタビュー(外部リンク

(※3)オリンピック・アジェンダ2020+5(外部リンク

 

オリンピックへのeスポーツの取り組み

 オリンピック関連の取り組みとして、オリンピックeスポーツシリーズに先駆けてアジアオリンピック評議会(Olympic Council of Aisa:OCA)がアジア競技大会に正式種目としてeスポーツを採用しています。

 2018年にジャカルタ・パレンバン大会で公開競技として実施され、2023年に開催された杭州大会で正式に採用されました。この大会には日本からもリーグ・オブ・レジェンド、PUBG Mobile、ストリートファイターVの3部門に選手が出場しています。

 またIOCは2023年9月に“eスポーツ委員会”を新設しており、10月にはeスポーツ大会である“Olympic eSports Games”の創設を計画していることを発表しています。

 

まとめ

 eスポーツのオリンピックへの直接的な採用を行うかはまだわかりませんが、IOCが若い方々とスポーツの接点として、eスポーツに本格的に取り組み始めたと考えられます。

 eスポーツがオリンピックに、またはオリンピックに並ぶ国際的競技大会になる日が近いかもしれませんね!

 

JCGではeスポーツのイベント開催や番組制作に関するご相談を受け付けております。

大会運営・番組制作・配信技術など、お困りのことがございましたらぜひご連絡ください。

お問合せフォーム

資料ダウンロードフォーム

この記事を共有