2025/4/21更新
日本のeスポーツプロ賞金ランキング
新しいエンターテイメントとして注目されるeスポーツ。その中でも競技シーンのトッププレイヤーとして活躍するプロ選手たちは、どれほどの賞金を手にしているのでしょうか。国内のプロプレイヤーのランキング(※1)をご紹介します。
※1)参考:Esports Earnings(外部サイト)
1位:Kakeru(翔)

1997年生まれ
活躍するゲームタイトル:ストリートファイター(STREET FIGHTER)シリーズ
獲得賞金額:約1,455,614ドル
翔選手は2021年7月10日開催のカプコン公式大会「SFL: Pro-JP 2021 トライアウト大会#3」にて優勝し、JeSUプロライセンス取得権を獲得。
その後同年8月20日にJeSU(日本eスポーツ連合)認定スト5部門プロライセンスが発行されプロプレイヤーとしてのキャリアをスタートさせました。
福島県のプロゲーミングチーム“FUKUSHIMA IBUSHIGIN“に長らく所属していましたが、2025年4月1日より“ZETA DIVISION“へ移籍しています。
近年ではCAPCOM Pro Tour 2024 World Warrior Japan #5 スト6 準優勝の他、年間のストリートファイター6の王者を決めるCapcom Cup 11 にて見事優勝を果たし、優勝賞金1,000,000ドル(約1億4400万円 )を勝ち取り、併せて日本のeスポーツ賞金獲得トップに君臨しました。
2位:かきp
2002年生まれ
活躍するゲームタイトル:シャドウバース(Shadowverse)
獲得賞金額:約1,228,551ドル
かきp選手は2022年に読売新聞社が運営するeスポーツチーム“G×G”に所属し、シャドウバースのプロプレイヤーとなりました。その後2023年の“G×G“休止に伴い北海道発のプロチーム“NORTHEPTION“へ所属を移しています。
公式全国大会の“RAGE Shadowverse 2021 Winter“を優勝し400万円の賞金獲得、さらに同年の公式世界大会“Grand Prix 2021”も優勝、1億5000万円という国内最高額の優勝賞金を手にして2024年時点での日本eスポーツの賞金獲得トップとなりました。
※2025年現在競技シーンからは引退されています。
3位:ふぇぐ
2002年生まれ
活躍するゲームタイトル:シャドウバース(Shadowverse)
獲得賞金額:約1,003,000ドル
ふぇぐ選手は吉本興業が運営する“YOSHIMOTO Gaming”に所属するプロプレイヤーです。プロ活動前の2017年に全国大会である“Shadowverse Rise of Bahamut~ファミ通CUP2017~”で優勝、400万円の賞金を手にしたのち、2018年から開催されるプロリーグのためのメンバー募集に応募、プロ活動をスタートしました。
その後、2018年に開催された世界大会“World Grand Prix 2018”で優勝し、当時の国内プレイヤー史上最高額の賞金100万ドル(約1億1000万円)を手に入れました。。
4位:ガチくん
1992年生まれ
活躍するゲームタイトル:ストリートファイター(STREET FIGHTER)シリーズ
獲得賞金額:約646,084ドル
ガチくん選手は日本のプロチーム“Good 8 Squad”に所属し、レバーレスコントローラーなどを販売する中国のゲーム周辺機器メーカーPUNK WORKSHOP社からスポンサードを受けるプロプレイヤーです。Capcom Cup 2018では板橋ザンギエフ選手との激しい戦いの末に優勝を果たし、優勝賞金$250,000(約2837万円 ※当時の113.49円換算)を勝ち取りました。
近年でもストリートファイターリーグ: Pro-JP 2024 にてGood 8 Squadチーム優勝へ貢献し、個人でもストリートファイターの数々の大会で上位に入賞するなど活躍しています。
5位:ときど
1985年生まれ
活躍するゲームタイトル:ストリートファイター(STREET FIGHTER)シリーズ
獲得賞金額:約613,805ドル
ときど選手は日本のプロチーム“REJECT”に所属し、個人としてもSony Music Entertainment社やロート製薬社からスポンサードを受けるプロプレイヤーです。東京大学大学院を中退しプロの道へ進んだことから「東大卒プロゲーマー」としても知られています。
2017年には世界最大規模の格闘ゲーム大会イベント“Evo 2017”のストリートファイターV部門で優勝、賞金約35,000ドルを手にし有名になりました。
世界のeスポーツプロの獲得賞金
数億円の賞金額が掲げられることも少なくない海外のeスポーツプロシーン。各ジャンルの有名なチームで活躍するトッププロ選手の獲得賞金額をご紹介します。
N0tail

1993年生まれ
活躍するゲームタイトル:Dota2
ゲームジャンル:MOBA(マルチオンライン・バトルアリーナ)
獲得賞金額:約7,184,163ドル
N0tail選手はデンマーク出身のプロプレイヤーです。数々の世界的チームのDota2部門で活躍した選手です。公式世界大会“The International”を2連覇、米“Forbes”誌の次世代を牽引する30歳未満の若い才能を特集する企画”30 UNDER 30”(30歳未満の30人)に選ばれるなど、世界で最も成功しているeスポーツプレイヤーと言われています。
dupreeh

活躍するゲームタイトル:カウンターストライク(Counter-Strike)シリーズ
獲得賞金額:約2,187,664ドル
dupreeh選手もデンマーク出身のプロプレイヤーで、Team Dignitas、Team SoloMid、TeamVitalityなど世界的な有名チームで活躍してきました。カウンターストライクの国際規模の大会で何度も優勝しており、中でも最大規模であるメジャー級大会を唯一3連続で優勝した選手です。
Bugha

2002年生まれ
活躍するゲームタイトル:フォートナイト(Fortnite)
獲得賞金額:約3,744,925ドル
Bugha選手はアメリカ出身の選手で、アメリカの名門チーム“Sentinels”や“Team Dignitas”で活躍する選手です。2019年に、人気バトルロイヤルゲーム“フォートナイト”の公式世界大会“フォートナイト・ワールドカップ”(Fortnite World Cup)で優勝、16歳にして300万ドルの賞金を手にしました。
aBeZy
1999年生まれ
活躍するゲームタイトル:コールオブデューティ(Call of Duty)シリーズ
獲得賞金額:約1,882,655ドル
aBeZy選手はアメリカ出身の選手で、プロチーム“Atlanta FaZe”で活躍しています。
2019年からプロとして活躍しており、常にトップティアの選手として注目されています。
2021年にはCall of Duty League 2021にて 優勝し、1,200,000ドルの賞金を勝ち取りました。
2025年に入ってからもCall of Duty League 2025 – Major 2にてチームの優勝に貢献しています。
Faker

1996年生まれ
活躍するゲームタイトル:リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends/LoL)
獲得賞金額:約1,816,084ドル
Faker選手は韓国出身のプレイヤーで、韓国のプロチーム“T1“に所属する選手です。2013年に若干16歳でT1に所属しプロ活動を開始、その年には公式世界大会”League of Legends World Championship“(LoLWCS)で初優勝を果たしました。
その後、2015年、2016年と連覇し、韓国eスポーツシーンのアイコン的存在となりました。また2023年のLoLWCSで4度目の優勝を手にしさらに記録を伸ばしています。
まとめ
累計獲得賞金額の国内ランキングと、海外の様々なジャンルのトッププロの金額をご紹介しました。
選手には年俸での給与やスポンサーとの個人契約による収益、動画・ライブ配信などの広告による収益も有るため、一概に賞金だけで活躍を図ることはできませんが、国内外問わずトッププロは数千万~数億の賞金を獲得している事から、大会の規模が大きい事がわかります。
莫大な賞金と世界一の名誉がかかる緊張感の有るトップeスポーツプレイヤーの試合。ぜひ一度ご覧ください。
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