日本のeスポーツプロ賞金ランキング
新しいエンターテイメントとして注目されるeスポーツ。その中でも競技シーンのトッププレイヤーとして活躍するプロ選手たちは、どれほどの賞金を手にしているのでしょうか。国内のプロプレイヤーのランキング(※1)をご紹介します。
※1)参考:Esports Earnings(外部サイト)
1位:かきp
2002年生まれ
活躍するゲームタイトル:シャドウバース(Shadowverse)
獲得賞金額:約1,228,551ドル
かきp選手は2022年に読売新聞社が運営するeスポーツチーム“G×G”に所属し、シャドウバースのプロプレイヤーとなりました。その後2023年のG×G休止に伴い北海道発のプロチームNORTHEPTIONへ所属を移しています。
公式全国大会の“RAGE Shadowverse 2021 Winter“を優勝し400万円の賞金獲得、さらに同年の公式世界大会“Grand Prix 2021”も優勝、1億5000万円という国内最高額の優勝賞金を手にして日本eスポーツの賞金獲得トップとなりました。
2位:ふぇぐ
2002年生まれ
活躍するゲームタイトル:シャドウバース(Shadowverse)
獲得賞金額:約1,228,551ドル
ふぇぐ選手は吉本興業が運営する“YOSHIMOTO Gaming”に所属するプロプレイヤーです。プロ活動前の2017年に全国大会である“Shadowverse Rise of Bahamut~ファミ通CUP2017~”で優勝、400万円の賞金を手にしたのち、2018年から開催されるプロリーグのためのメンバー募集に応募、プロ活動をスタートしました。
その後、2018年に開催された世界大会“World Grand Prix 2018”で優勝し、当時の国内プレイヤー史上最高額の賞金100万ドル(約1億1000万円)を手にしました。
3位:むぎ
2004年生まれ
活躍するゲームタイトル:クラッシュ・ロワイヤル(Clash Royale/クラロワ)
獲得賞金額:約599,418ドル
むぎ選手は国内の人気プロチーム“Crazy Raccoon”に所属し、世界的な人気を誇るスマートフォン向けゲーム“クラッシュ・ロワイヤル”のプロプレイヤーです。2020年に“PONOS athletes”所属としてプロ活動をスタート、その年の公式世界大会“クラロワリーグ”で3位となりました。
同年末にPONOS athletesが解散となりましたが、翌年の2021年、個人としてクラロワリーグ2021を優勝し20万ドルの賞金を獲得。また2023年にもクラロワリーグ2023にて優勝を果たし25万ドルの賞金を手にしました。
4位:ときど
1985年生まれ
活躍するゲームタイトル:ストリートファイター(STREET FIGHTER)シリーズ
獲得賞金額:約554,626ドル
ときど選手は日本のプロチーム“REJECT”に所属し、個人としてもSony Music Entertainment社やロート製薬社からスポンサードを受けるプロプレイヤーです。東京大学大学院を中退しプロの道へ進んだことから「東大卒プロゲーマー」としても知られています。
2017年には世界最大規模の格闘ゲーム大会イベント“Evo 2017”のストリートファイターV部門で優勝、賞金約35,000ドルを手にし有名になりました。
5位:Kakeru(翔)
1997年生まれ
活躍するゲームタイトル:ストリートファイター(STREET FIGHTER)シリーズ
獲得賞金額:約413,440ドル
Kakeru選手は日本のプロチーム“FUKUSHIMA IBUSHIGIN”に所属するプロプレイヤーです。
2020年にSUKUSHIMA IBUSHIGINと契約しプロ活動をスタート。ストリートファイターVを中心に活動、2021年にはレッドブル社がアメリカ ラスベガスで開催した招待制イベント“Red Bull Kumite Las Vegas”に招待されるなど頭角を現しました。また、2023年の“EVO2023”にて5位タイという好成績を残したことから、サウジアラビア リヤドで開催された国際eスポーツイベント“Gamers8”のストリートファイター6部門へ招待され優勝、400,000ドルを手にしました。
2024年、ストリートファイター6最大の公式世界大会『カプコンカップ』が日本で開催されることが発表されています。優勝賞金約1億円となり、日本人選手の活躍も期待されているため国内賞金ランキングも大きな変動があるかもしれません。
またカプコンカップ直通の特別予選オープン大会である『スーパープレミア』大会も日本は東京都調布市で11月に開催されます。世界中からトッププレイヤーが集まる特別な大会になりますので、参加や観戦をオススメします。
◆ストリートファイター公式世界ツアー 『カプコンプロツアー』公式サイトはこちら
◆カプコンカップ直通の公式国際予選大会『京王 Presents JCG STREET FIGHTER 6 CAPCOM Pro Tour 2024 SUPER PREMIER JAPAN』 (CPT ジャパンスーパープレミア)公式サイトはこちら(チケット販売中)
世界のeスポーツプロの獲得賞金
数億円の賞金額が掲げられることも少なくない海外のeスポーツプロシーン。各ジャンルの有名なチームで活躍するトッププロ選手の獲得賞金額をご紹介します。
N0tail
1993年生まれ
活躍するゲームタイトル:Dota2
ゲームジャンル:MOBA(マルチオンライン・バトルアリーナ)
獲得賞金額:約7,184,163ドル
N0tail選手はデンマーク出身のプロプレイヤーです。数々の世界的チームのDota2部門で活躍した選手です。公式世界大会“The International”を2連覇、米“Forbes”誌の次世代を牽引する30歳未満の若い才能を特集する企画”30 UNDER 30”(30歳未満の30人)に選ばれるなど、世界で最も成功しているeスポーツプレイヤーと言われています。
dupreeh
活躍するゲームタイトル:カウンターストライク(Counter-Strike)シリーズ
獲得賞金額:約2,187,664ドル
dupreeh選手もデンマーク出身のプロプレイヤーで、Team Dignitas、Team SoloMid、TeamVitalityなど世界的な有名チームで活躍してきました。カウンターストライクの国際規模の大会で何度も優勝しており、中でも最大規模であるメジャー級大会を唯一3連続で優勝した選手です。
Bugha
2002年生まれ
活躍するゲームタイトル:フォートナイト(Fortnite)
獲得賞金額:約3,645,171ドル
Bugha選手はアメリカ出身の選手で、アメリカの名門チーム“Sentinels”や“Team Dignitas”で活躍する選手です。2019年に、人気バトルロイヤルゲーム“フォートナイト”の公式世界大会“フォートナイト・ワールドカップ”(Fortnite World Cup)で優勝、16歳にして300万ドルの賞金を手にしました。
Cellium
2000年生まれ
活躍するゲームタイトル:コールオブデューティ(Call of Duty)シリーズ
獲得賞金額:約1,329,548ドル
Cellium選手はアメリカ出身の選手で、コールオブデューティーシリーズのプロリーグ“Call of Duty League(CDL)”のプロチーム“Atlanta Faze”で活躍しています。
17歳の時にはすでに頭角を現しており、プロチームの下部チームと契約した彼は、18歳になる頃にはFPSゲームの有名チーム“Faze Clan”へ加入しブレイクしました。その後CDLではAtlanta Fazeの選手として活動し、2021年にはリーグ優勝を果たしています。
Faker
1996年生まれ
活躍するゲームタイトル:リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends/LoL)
獲得賞金額:約1,570,297ドル
Faker選手は韓国出身のプレイヤーで、韓国のプロチーム“T1“に所属する選手です。2013年に若干16歳でT1に所属しプロ活動を開始、その年には公式世界大会”League of Legends World Championship“(LoLWCS)で初優勝を果たしました。
その後、2015年、2016年と連覇し、韓国eスポーツシーンのアイコン的存在となりました。また2023年のLoLWCSで4度目の優勝を手にしさらに記録を伸ばしています。
まとめ
累計獲得賞金額の国内ランキングと、海外の様々なジャンルのトッププロの金額をご紹介しました。
選手には年俸での給与やスポンサーとの個人契約による収益、動画・ライブ配信などの広告による収益も有るため、一概に賞金だけで活躍を図ることはできませんが、国内外問わずトッププロは数千万~数億の賞金を獲得している事から、大会の規模が大きい事がわかります。
莫大な賞金と世界一の名誉がかかる緊張感の有るトップeスポーツプレイヤーの試合。ぜひ一度ご覧ください。
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