「ストリートファイターリーグ」大解剖!
ストリートファイターのプロシーンであるストリートファイターリーグ(SFL)
今年は「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2024」と題して2ディヴィジョン制の計12チーム、参加選手数総勢48名と、規模も大きくなりますます白熱しています。
プロゲーマーたちがしのぎを削るリーグ戦は、観るものを惹きつけてやみません。
※)参考:ストリートファイターリーグ
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SFLに出場しているプロゲーマーは、状況ごとに求められる膨大な知識に、じりじりとした間合い管理や寸分の狂いも許さないコンボ精度、リスクを背負って勝負にいく胆力など、一流の強さを誇っています。
今回はそのなかでも、プロゲーマーたちの手捌き……入力速度に注目。実践におけるSA(スーパーアーツ)の入力を計測して、いったいどれくらいの速さでコマンドを完成させているのかを調査していきます。
ディビジョンSの前編となる今回は、Saishunkan Sol 熊本、忍ism Gaming、DetonatioN FocusMeの選手たちをピックアップしました。
これらはゲーム内から閲覧できるリプレイから独自に計測したデータのため、参考程度に見ていただけると幸いです。なおランクマッチ、ルームマッチでのデータが混在しているため、その点をご留意ください。
計測レギュレーション
・いわゆる「真空波動コマンド」(↓↘→↓↘→+PorK)と、「真空竜巻コマンド」(↓↙←↓↙←+PorK)のあるキャラクターを対象に、そのコマンド完成までにかかったフレームを計測。
・直近3回の入力速度を平均化した数値を掲示。
・SA使用シチュエーションはコンボ中、起き上がり時など以外の発動を選定(弾抜け、対ドライブラッシュ、対ドライブインパクトなど)
SFL参加選手コマンド速度ランキング(Division S 前編)
Saishunkan Sol 熊本
ネモ
(画像はSFL公式サイトより引用)
使用キャラ:ベガ、ブランカ、JP
コントローラー:レバー
X
配信チャンネル(Twitch)
動画チャンネル(YouTube)
SA入力速度平均:19.33フレーム(約0.31秒)
傾向:立ち回りでのSA2やインパクト返しに
ウメハラ
(画像はSFL公式サイトより引用)
使用キャラ:豪鬼
コントローラー:レバーレス
X
配信チャンネル(Twitch)
動画チャンネル(YouTube)
SA入力速度平均:15.33フレーム(約0.25秒)
傾向:BO時、インパクトへの素早いSAコマンド入力
ふ~ど
(画像はSFL公式サイトより引用)
使用キャラ:ED
コントローラー:レバー
X
配信チャンネル(Twitch)
動画チャンネル(YouTube)
SA入力速度平均:17.33フレーム(約0.28秒)
傾向:対空でのSA使用も
ひぐち
(画像はSFL公式サイトより引用)
使用キャラ:ED
コントローラー:レバー
X
配信チャンネル(Twitch)
動画チャンネル(YouTube)
SA入力速度平均:直近試合において想定シチュエーションでの使用記録が無いため未計測
忍ism Gaming
ももち
(画像はSFL公式サイトより引用)
使用キャラ:ED
コントローラー:レバーレス
X
配信チャンネル(Twitch)
動画チャンネル(YouTube)
SA入力速度平均:21フレーム(約0.34秒)
SA傾向:こまめなコマンド仕込みでSAを準備
ヤマグチ
(画像はSFL公式サイトより引用)
使用キャラ:ED
コントローラー:レバーレス
X
配信チャンネル(Twitch)
SA入力速度平均:18フレーム(約0.29秒)
傾向:ドライブラッシュ、ドライブインパクト、弾への反応でSAを使用
藤村
(画像はSFL公式サイトより引用)
使用キャラ:豪鬼
コントローラー:レバーレス
X
配信チャンネル(Twitch)
動画チャンネル(YouTube)
SA入力速度平均:18.33(約0.29秒)
傾向:ドライブラッシュ中の状況確認が素早く、SA確定状況を逃さない
ジョニィ
(画像はSFL公式サイトより引用)
使用キャラ:マノン、マリーザ
コントローラー:レバー
X
配信チャンネル(Twitch)
SA入力速度平均:直近試合において想定シチュエーションでの使用記録が無いため未計測
DetonatioN FocusMe
板橋ザンギエフ
(画像はSFL公式サイトより引用)
使用キャラ:ザンギエフ
コントローラー:レバー、パッド
X
配信チャンネル(Twitch)
動画チャンネル(YouTube)
SA入力速度平均:14.33フレーム(約0.23秒)
傾向:弾抜け、対空、対インパクトで素早い反応(SA1、SA2)
ナウマン
(画像はSFL公式サイトより引用)
使用キャラ:ケン
コントローラー:レバーレス
X
配信チャンネル(Twitch)
動画チャンネル(YouTube)
SA入力速度平均:18フレーム(約0.29秒)
傾向:ドライブラッシュや前ステップを咎めるSA使用も
竹内ジョン
(画像はSFL公式サイトより引用)
使用キャラ:ラシード
コントローラー:パッド
X
配信チャンネル(Twitch)
動画チャンネル(YouTube)
SA入力速度平均:23.33フレーム(約0.37秒)
傾向:セットプレイ以外でも、虚を突いてSA2を通す
まちゃぼー
(画像はSFL公式サイトより引用)
使用キャラ:豪鬼
コントローラー:レバー
X
配信チャンネル(YouTube)
SA入力速度平均:17.67フレーム(約0.28秒)
傾向:状況確認で確定を逃さない
暫定ランキング結果
1位:板橋ザンギエフ――14.33フレーム(約0.23秒)
2位:ウメハラ――15.33フレーム(約0.25秒)
3位:ふ~ど――17.33フレーム(約0.28秒)
まとめ
長年プレイを続けているプレイヤーが上位に来ていることから、操作の速さである入力速度については経験や練度がものをいう部分なのかもしれませんね。
SFLに出場している選手の皆さんは積極的に配信を行っていますので、練習方などが気になる方は覗いてみるのも良いかもしれません。
改めて、eスポーツプレイヤーは”1秒以下の世界で戦っている”という事が実感できる結果でした。
後編やDivision Fの記事にもご期待ください。
JCGでは『スト6』CPTスーパープレミア大会を開催します
JCGでは『ストリートファイター6』のカプコンプロツアー(CPT)の一部である公式国際大会「京王 Presents JCG STREET FIGHTER 6 CAPCOM Pro Tour 2024 SUPER PREMIER JAPAN」を主催いたします。
CPTとは株式会社カプコンが主催する「ストリートファイター」シリーズの公式大会「CAPCOM CUP 11」への出場権をかけて戦う予選大会群です。
CPTのなかでもプレミアの名を冠する大会は各国の地域予選大会とは異なり、直接カプコンカップへの出場権を獲得できる特別な大会です。
2024年のCPTプレミアは6つのCPTプレミアに、2つのCPTスーパープレミアを加えた8つの大会が開催されます。
日本での開催となる本大会は武蔵野の森総合スポーツプラザにて11月2日(土)から11月3日(日・祝)の2日間での開催です。
また、本大会では観戦チケットも発売いたします。世界中から多くのプレイヤーが集まる「京王 Presents JCG STREET FIGHTER 6 CAPCOM Pro Tour 2024 SUPER PREMIER JAPAN」にぜひ注目ください。
■公式サイトはこちら:京王 Presents JCG STREET FIGHTER 6 CAPCOM Pro Tour 2024 SUPER PREMIER JAPAN
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