こんにちは、JCG人事のTakuoです。
JCGは、eスポーツの大会/イベント制作・運営を行うベンチャー企業です。
私はこのJCGで3年間、新卒・キャリア採用合わせておよそ1500名弱の候補者の方々とお会いしてきました。
eスポーツは目新しい業界ということもあり、新卒採用だけでなく中途採用でも様々な業種・職種の方に興味を持っていただいてお話をしますが、eスポーツ業界に興味はあっても、どういうキャリアを歩みたいかは考え中、という方も多いように感じました。
今回は、自分らしいキャリアを考えていくコツや仕事の探し方について、eスポーツの話を交えつつ、私なりの考えを書いてみようと思います。
eスポーツに関わる仕事
まず、ひとえに「eスポーツの仕事」といっても、一般的にイメージしやすいプロゲーマーやストリーマー、チーム運営会社、eスポーツイベント制作会社だけでなく、様々なジャンルの企業がeスポーツに関わっています。
さらに、eスポーツに関わることができる企業の中でも、多岐にわたる職種があります。
見ての通り、eスポーツの業界に入ることだけを考えて就職や転職活動を始めてしまうと、自身が仕事でどういったキャリアを築きたいのか、自身の本質的な欲求を満たせていない(欲求に気づかない)まま、ミスマッチが生まれてしまうことも十分ありえます。
そうならないためにも、
まずは、希望する業界で「どう働きたいか」を、自分なりに明確にしていくことが大切です。
漠然と「eスポーツを盛り上げたい!」「eスポーツで何かしたい!」ではなく、「eスポーツにどう携わりたいか」「3年先、5年先にどんな人材になりたいか」など、具体的なキャリアイメージを持って就職活動・転職活動をすることで、自分らしく輝ける仕事に出会えるんじゃないかなと思います。
自分がどう働きたいのかを見極める3ステップ
ステップ1:自己理解を深める
言わずもがな、まずは自己分析です。その中でも私が考える分析のポイントは下記の3つ。
自分の強み
これまでの人生における様々な経験を思い出しながら、自身の性格や特徴、得意なこと、ずっと続けられているなどを挙げてみて、そこに共通するものは何かを言語化してみましょう。
長い時間を過ごしてきた家族や友人に聞いてみるのも、自分では気付けない”自分の良さ”を知れたりするのでおすすめです。
ここが見えると、自分と相性が良い職業や職種を考えやすくなると思います。
やりがいを感じること
今までの人生で充足感を得られた瞬間は何だったか。それはどんな行動をした結果、どんな成果・変化に対して得られたものか。深く思い出しながら、言語化してみましょう。
これを言葉にできると、働く上で自身が自然とモチベートされるポイントが見えてきます。
好きなものとその理由
自分が好きなものを挙げ、なぜそれが好きなのかを考えてみましょう。
例えば「eスポーツが好き」なら、まずeスポーツのどこが好きなのか、チームで作戦を立てて勝つところか、自身の技術が上達する過程か、人との繋がりができることなのか、など洗い出してみます。そして、それの何に魅力を感じているのかを深く深く考えて言語化していきましょう。
自分の「好き」の本質が見えると、好きなものを仕事にする際に、自身にとって心地よい関わり方・距離感が見えてくると思います。
ステップ2:分析したポイントをかけ合わせる
ステップ1では、3つのポイントを深掘って、自分が本質的に求めていることは何かを言葉にしました。
言葉にしてみると、「得意なことってこれだから、こういう仕事が合うのかな?」「こういう感情が満たせる仕事なら無限にやる気出そう」「好きなことだけど仕事にするとしてもこれくらいの距離感がいいかな〜」と、ちょっとイメージしやすくなっているかもしれません。
そして、言語化した3つをかけ合わせてみる、が次のステップです。
3つの要素全てを満たせる・活かせることは何か、を考えてみましょう。
上記のように、3つの輪が交わるところが、おそらく、楽しく意欲的に働けて、活躍できる仕事やキャリアに近いのではないかと私は考えています。
かなり浅めですが、例えばこんな感じ。正解はないので、自分なりの答えを出してみましょう。
ステップ3:自分に合った会社を探してみる
ここからやっと、会社探しです。
考えたキャリアを歩めそうな企業はどこか、がっつり調べていきましょう。
そして、ここだという会社を受けてみましょう。
ここまで自分でキャリアを考え抜いて、自分に合った会社はどこか調べ尽くして、ここを受けたい!と思えた会社なら、少なくとも、自分のやりたいことから大きくズレることはないはず。
仕事を探すときに、考えたいこと
私は、仕事探しにおいては、ただなんとなくではなく「自分が何をしたいのか」「どうすれば満たされるのか」を考え抜くことが、一番大切だと思っています。
よくビジネス書で「仕事の本質を見極めろ!」という話が出てきますが、これは、ビジネスにだけ当てはまるものではありません。
しっかりと「自分の本質」を捉えていくことができれば、充足感を得ながら活躍していける仕事と出会うことも、そんなに難しいことではないのかなと。
仕事は人生の大切な時間の大部分を使っていくもの。
せっかくなら、人生を楽しく彩れるような仕事や会社と出会えたら最高ですよね。