近年注目を集めるeスポーツ。“プロ選手“の活躍をネットメディアのみならず新聞や地上波でも聞くことが多くなってきました。
そんなeスポーツのプロ選手たちが活躍する大会は、国際的な規模で行われています。
この記事では規模を表す一端として、国内外におけるeスポーツの賞金額について(※1)ランキング形式でまとめてみました。
こちらの記事に挙げたタイトルはいずれもeスポーツゲーム紹介記事でまとめていますので、ぜひ合わせてご覧ください。
(※1)Esports Earnings集計による(外部リンク)
【世界のeスポーツタイトル累計賞金総額TOP5】
1位:Dota2 総額約3億4000万ドル
代表的な大会:The International
Dota2はMOBA(マルチオンラインバトルアリーナ)と呼ばれるゲームジャンルの代表的なゲームで、5対5でお互いの陣地を攻め合う、主に海外での人気が高いチームゲームです。
特に公式世界大会である“The International“は高額な賞金が獲得できることで有名で、世界中のプロチームが優勝を目指しています。
2位:フォートナイト(Fortnite) 総額約1億7000万ドル
代表的な大会:Fortnite Champion Series(FNCS)
フォートナイトはバトルロイヤル、またはTPS(サードパーソン・シューティング)と呼ばれるジャンルのゲームで、広いマップに数十人が一斉に降り立ち、最後の1人になるまで戦う三人称視点のシューティングゲームです。
公式世界大会であるFNCSグローバルチャンピオンシップ 2023では日本人選手がアジア5位になるなど、国内選手の活躍も目覚ましいゲームタイトルです。
3位:カウンターストライク(Counter-Strike) 総額約1億6000万ドル
代表的な大会:Intel Extreme Masters (IEM)
カウンターストライクはFPS(ファーストパーソン・シューティング)と呼ばれるジャンルのゲームで、5対5のチーム戦を行うシューティングゲームです。2023年9月には最新作である“Counter-Strike 2“がリリースされ話題を呼んでいます。
中でもIEMは2007年からヨーロッパを中心に開催されている複数ゲームタイトルの王者を決める国際大会で、世界的に有名なeスポーツチームが出場しています。
4位:リーグ・オブ・レジェンド(League of Legends/LoL) 総額約1億ドル
代表的な大会:League of Legends World Championship(LoLWCS)
LoLはDota2と同じくMOBAというゲームジャンルで、5対5のチーム戦を行うゲームです。公式プロリーグが世界中で開催されており、各国のリーグを勝ち抜いたチームが集まる”League of Legends World Championship”は、その年を締めくくる公式世界大会として開催され、決勝大会は7000万人以上が同時に視聴することもあります(※2)
※2 ライアットゲームズ社発表による(外部リンク)
5位:アリーナ・オブ・ヴァラー(Arena of Valor/Honor of Kings) 総額約7800万ドル
代表的な大会:Honor of Kings International Championship
アリーナ・オブ・ヴァラーはのスマートフォン向けMOBAゲームで、中国にて配信されているHonor of Kings(王者栄耀)のグローバル向けバージョンになります。
Honor of Kings International Championshipは2つのバージョンを合わせた世界大会として開催され、アジアを中心に世界各国から有名なプロチームが参加しています。
【日本国内の高額賞金eスポーツ大会3選】
国内でも高額な賞金の大会が行われています。過去に行われた大会の中から、特に高額な賞金の大会を3つご紹介します。
PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE SEASON 2 (総額3億円)
“PUBG MOBILE JAPAN LEAGUE”はスマートフォン向けのバトルロイヤルシューティングゲーム“PUBG MOBILE”の国内プロリーグです。2022年に開催されたSEASON2では総額3億円もの賞金と世界大会の出場権をかけてプロプレイヤー達が競い合いました。
また2023年に行われたSEASON3でも総額1億円の賞金となり、大きな盛り上がりを見せています。
Shadowverse World Grand Prix 2021(総額2億8000万円)
Shadowverse World Grand Prixはデジタルカードゲーム“Shadowverse(シャドウバース)”の世界大会で、2021年は新型コロナウイルスの影響で未開催となった2020年も合わせた大型大会となりました。
賞金総額は2億8000万円という高額な賞金となり、優勝したかきp選手は1億5000万円の賞金を手にし、国内eスポーツ賞金獲得ランキングに名を連ねることとなりました。
2021 荒野CHAMPIONSHIP – 夢への道(総額1億円)
荒野CHAMPIONSHIPはスマートフォン向けバトルロイヤルシューティングゲーム“荒野行動”の日本王者決定戦です。
ゲーム内からのエントリーが可能で、オンライン予選、東西代表決定戦をくぐり抜けた選手たちが日本王座に挑みました。またこの大会をきっかけに“荒野プロライセンス“が発行され、翌年2022年からはプロリーグである”Knives Out Pro League“が開催されています。
まとめ
eスポーツの大会は、世界だけでなく、国内でも数千万円~数億円規模で動く大規模なものとなっています。
またプロリーグ制の大会が行われるタイトルでは、年俸制度や移籍規定を設けるリーグもあり、プロスポーツとしての環境を整える取り組みがされています。
プロ選手たちの活躍に興味が湧きましたら、ぜひイベントや番組を視聴してみてはいかがでしょうか。
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