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「ゲームは世間の印象がよくない」と思ってるのは20〜30代だけかも説

スタッフノート

2022.01.14

「ゲームは世間の印象がよくない」と思ってるのは20〜30代だけかも説

本田 卓央

本田 卓央

広報・人事

こんにちは!JCG広報の本田です。

広報がつらつら書いてくスタッフノート。「あれ、自分の考えって根本的に違った??」となった話をします。

きっかけ

新卒や中途の方とお話をするとき、枕詞的に「eスポーツ(ゲーム)のネガティブな印象を変えたいです!」と言われることが多いです。

もちろん、現在30歳の私自身も全く異論はなく、ゲームはまだまだ世間からネガティブな印象をもたれていると思っています。

そしておそらく、同い年〜前後5歳くらいの方は共感してもらえるんじゃないかな〜とも思っています。

ところが先日、40代の営業本部長から「最近の若者ってさ、世間的にゲームは印象が悪いものだって思ってるの?」と聞かれました。

「え?…違うの?」

なんでも、本部長はどちらかと言えばポジティブな印象を持ってるとか。

当たり前だと思っていたけれど、実は根本的に違ったのかも?ということで、私のゲーム史を振り返りつつ考察してみました。(以下、超絶主観の考察です)

考察

最初にお伝えすると、私はコンシューマ機の進化とともに青春時代を過ごしていった、贅沢なミレニアム世代です。

幼稚園・小学校時代から、スーファミ・PS/PS2・64/GC・GB/GBAあたりをガッツリ触っています。ポケモンで言うと赤・緑・青。

当時はもちろん男女問わずゲームをやり込んでいたと思います。

夜遅くまで友達とスマブラなどの対戦ゲームをしては、帰宅して親に勉強しろと怒られてました。

この段階では親世代(50代〜?)がちょっとよくなく思っていた程度のはず。

そして私が中学校に上がる頃、DSやPSPといった次世代のポータブルゲーム機が出てきました。(モンハンPはマジでハマった)

部活帰りや塾の行き帰りなど、様々な場所でゲームができるようになりました。

この辺りから、どこでもゲームをしてる人を隂キャラっぽく捉えるようになったり、少しマイナスな印象をもたれていると思いはじめました。

そして、しっかりとゲームをネガティブなものだと認識し始めたのは、おそらく中学校〜高校時代、PCオンラインゲーム(MMORPG・FPSなど)の人気がで始めたあたりでしょうか。

メイプルストーリーやリネージュ、レッドストーンなど、私の周りでも徐々にゲームにのめり込む人が出てきました。

私も中学のバスケ部に所属する友人にメイプルを勧められたのがオンラインゲームを始めたきっかけです。

(そこからはズブズブと沼へIN。FPSと出会い、様々な人たちとのコミュニティができ、今となっては素敵な思い出です)

当時はPCだからこそオンラインでいろんな人と繋がることができました。VC(TS3とか)を通じて夜な夜なPCに話しかけながらゲーム三昧。

と、周囲からどことなくネガティブな印象をもたれていたのは自覚していました。

そして、ゲームをネガティブに思わせしめるようになった決定打は、高校〜大学時代あたりで始まった「マスメディアによるオンラインゲームのネガキャン」じゃないでしょうか。

海外でネトゲやり続けて死んだ人がいる、とか、ゲーム中毒で脳が衰える、などなどネタにされ始めました。

ワイドショーでも取り上げられるレベルになった時に、総じてゲームは悪、みたいな印象が固まったと思っています。

当時2007年〜2010年前後は、電車男が流行したり、ニコニコ動画やYouTubeも徐々に盛り上がってきて、ネット文化、アキバ文化みたいなところが

世間に広まり始めたタイミングだったので、そこでネトゲ、ゲームももれなくオタクっぽい、根暗っぽい印象が、広くもたれるようになったのではないかと思います。

・・・そんな感じでしょうか。

おそらく私たちの世代は、ゲームに対してネガティブな印象はありません。

むしろほぼ全員好きだと思います。(ニコニコもRC2からプレミアム会員)

私たちが「ゲームは世間の印象がよくない」と話すのは、私たち世代ではなく、私たちの親世代(50代後半〜70代)が思っていると私たちは思っていて、だからこそ世間的にゲームは印象が悪いもの、と思っているというのが正しいかもしれません。

ただ、それはあくまで私たちの主観的な考え。

よくよく考えてみれば、最近はスイッチでマリカしたり、リングフィットでダイエットしたり、ずいぶんゲームをエンジョイしている私の親。

実は私たちの親世代も「今のゲームってこんな感じなのね!」とポジティブに捉えらえていて、ひょっとするとゲームにネガティブな印象を持ってる人なんていなかったりするのでは…?

ってことは、eスポーツを文化として浸透させることも、意外と難しく考える必要はなかったりするかも…?

というお話でした。

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