大手企業も参入するeスポーツ
若者を中心に盛り上がりを見せるeスポーツ。
近年では番組やイベントが数多く開催され、中には数万人を集客するほど大規模なイベントも存在し、スポンサーには良く知られている企業が並んでいることもあります。
本記事ではeスポーツに参入している企業やその取り組みの一部をご紹介します。
参入企業の一覧
Honda
世界的自動車メーカーであるHondaは2019年に、ヨーロッパやアメリカを中心に活躍する有名eスポーツチーム“Team Liquid”とパートナー契約を結びました(※1)。
また、Team Liquidのリーグ・オブ・レジェンド部門の命名権を獲得し、“Team Liquid Honda”として北アメリカプロリーグ(LCS)に参戦しています。
Team Liquid公式サイト(外部リンク)
その他にも同リーグと提携したオデッセイ車両によるプロモーションを行うなど、リーグ・オブ・レジェンドを中心にeスポーツへ参入しています。
※1)情報サイトNegitaku.orgより(外部リンク)
KADOKAWA
KADOKAWAグループは、子会社であるKadokawa game linkageプロeスポーツチーム“FAV gaming”の運営や、eスポーツイベントの開催などを行っています。
FAV gaming公式サイト(外部リンク)
またKADOKAWA及び、角川文化振興財団が所有・運営する複合施設“ところざわサクラタウン“にて、主催eスポーツ大会である”FAV CUP”をはじめとしたイベントの開催や、FAV gamingの拠点である『FAV ZONE』を構えファンミーティングイベントなどが行われています。
KDDI
KDDIは2017年より日本のプロeスポーツチームである“DetonatioN FocusMe”とスポンサー契約を締結しており、チームを中心としたキャンペーン展開などの取り組みを行っています。
DetonatioN FocusMe公式サイト(外部リンク)
また2024年2月にeスポーツ施設“esports Style UENO”を東京都の上野に開業。同施設は10Gbpsの固定回線や20席のゲームスペース、最大140名が収容できる294インチのLEDビジョンを備えたイベントスペースなど、本格的な施設となっています。
esports Style UENO公式サイト(外部リンク)
NTTドコモ
NTTドコモは、複数のゲームタイトルを採用した大規模国内eスポーツリーグ“X-MOMENT”の主催をはじめ、eスポーツイベントの開催を数多く行っています。X-MOMENTは2021年1月から2024年4月まで約3年間運営され、国内におけるプロリーグの位置づけでした。
X-MOMENT公式サイト(外部リンク)
また東日本電信電話(NTT東日本)、エヌ・ティ・ティ・アド、西日本電信電話(NTT西日本)、NTTアーバンソリューションズ、スカパーJAST、タイトーと共同出資でeスポーツ分野に特化した会社である“NTTe-Sports”を設立しており、同社は“NASEF JAPAN 全日本高校eスポーツ選手権”の共催や、ゲーム“ストリートファイター”の公式大会“CAPCOM Pro Tour 2023 World Warrior 日本大会“のオーガナイザーを務めるなどイベントを中心に参画をしています。
Red Bull
Red Bullはエクストリームスポーツやアーティストの支援を行っていることで有名ですが、ウメハラ選手やガチくん選手など格闘ゲームを中心にプロeスポーツプレイヤーの支援も行っています。
また格闘ゲーム“ストリートファイター”とのコラボレーションも行っており、2015年から現在まで定期的にRed Bullが主催する招待制大会“Red Bull Kumite”が開催されています。
ロート製薬
ロート製薬は、2019年に行った格闘ゲームのプロプレイヤーときど氏への個人スポンサー契約を皮切りに、格闘ゲームを中心としてeスポーツへ参入しています。
現在では格闘ゲームの大型イベント“EVO Japan”(※2)への協賛や、プロeスポーツチーム“REJECT”とのスポンサーシップ契約などを行っています。
REJECT公式サイト(外部リンク)
※2)参考:Evoってなに?eスポーツ最大のオフ大会『Evolution』の魅力とは(サイト内リンク)
コカ・コーラ
コカ・コーラはeスポーツを「ディーンエイジャーとブランドをつなぐ接点になり得る(※3)」とし、2019年より高校生に向けたeスポーツ大会である「Stage:0」のトップスポンサーを務めています。また2022年にはスマートフォンゲーム“プロ野球スピリッツA”のプロリーグである“eBASEBALLプロスピAリーグ”へ協賛し、キャンペーン展開を行っています。
国際的にはRiot Games社の手掛ける人気eスポーツタイトル“リーグ・オブ・レジェンド”の世界大会へ2014~2016年のあいだ協賛、2022年には同社と複数年のパートナーシップ契約を締結しています。
※3)引用:4Gamer.netレポート(外部リンク)
日清食品
カップヌードルなどで知られる日清食品は、2016年にeスポーツ大会「Logicool G CUP 2016」へ協賛をしたことでeスポーツへ参入しました。その後も「eスポーツと即席めんは相性がいい」「近年はスポーツの中でも特に若い世代の支持が厚い競技に注力している」(※4)として、“EVO2018”や“EVO Japan 2018”などの大会や、ゲーム“リーグ・オブ・レジェンド“(※5)の日本プロリーグへ協賛しています。
また2021年には日本のプロeスポーツチーム“ZETA DIVISION”とスポンサー契約を結んでいます。
ZETA DIVISION公式サイト(外部リンク)
※4)引用:日経クロストレンドインタビュー記事(外部サイト)
※5)参考:世界で1億人がプレイ!?LoLってどんなゲーム?(サイト内リンク)
まとめ
若者への人気やグローバル性が注目され、さまざまな企業が参入しているeスポーツ。
大規模なイベントだけでなく、コンテンツには番組や大会などさまざまな形があり、今回紹介した以外にも数多くの企業が参入しています。
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こちらの事例は別記事でご紹介していますので、ぜひお読みください。
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